たぷつきません

おなかがでてきた。もうたぷついてるやん。

千葉研報告会しびれたもの

 Kvasir/SoraアーキテクチャSigresの職人芸。特にKvasirのアーキテクチャはものすごいパラダイムシフトだと思う。
 作成しているWebアプリケーションがWebアプリケーション側からナビゲートしてJavaコードを吐かすなんていう双方向性は例を見ない。
 そりゃWikiRailsやHot deployという流れからkvasirのアーキテクチャが特別なアイデアの積み重ねで生まれるわけではないだろうと予測はついても、やってできた現実を実際に見せているのは他に見ない。で、kvasirをもって今無い未来を見ようとすれば他のフレームワークにありがちなチンケな拡張性という今無い未来とは違うレベルのものが見えてくる。Java開発の未来へのインスピをこれだけ与えるものはそうはない。
(言い方悪いですが、フレームワークにありがちな「拡張性を確保しているからどうぞご自由に」という実装するのは結局面倒なだけの、今実現できていないし結局それを実現するのは地道で面倒な作業だけが残るモチベーションのあがらない未来が多いもので。私自身も所詮そんな感じのものしか作れてなかったねという反省を込みってます。)
 で何一人で痺れているって、これってサーバーサイドeclipseなんじゃないかな!?ということで痺れているんですわ。うーん伝わらないか。これまでは成果物をIDEからAppServerにプッシュしていたのが、AppServerからIDEにプッシュするというところがすげ〜ぞポイントなんだと思う。IoCならぬIoD(Inversion of Development)とでも言うか。うーんうまく言い当てられてないか。
 kvasirのコンテンツマネジメントによってコード生成・ビルドができるんであれば、AjaxIDEエディタ並みのソースコードエディタをブラウザ上で用意できるんだとしたら、チーム開発でサーバーサイドにkvasir+eclipseが常時起動した状態で、みんなでブラウザベース開発ができてしまう可能性を示唆している。
 で、気持ちが良いのが手段(プラッガブル)と目的(楽にコンテンツ作成する)が分離してそれぞれ中途半端に終わってしまうということではなく、特別優秀な人々に限らず広い層にフォーカスして実用化をゴールにしているところ。Webフレームワークでもなく、Webアプリケーションでもない、開発インフラですから、コンテンツマネジメントもその一側面に過ぎない(としか私には見えない)のに、そこをガッチリキッチリやっているところがまたすげ〜ぞポイント
 デザイナーとプログラマーの協業作業の究極ゴールが見えてきそうな勢いです。現時点ではあくまでもローカルデバッグ的な環境でデモされましたが、一人だけ開発中のアプリケーションサーバーとeclipseのお守りをする運用兼開発者がいれば、遠隔地からのステップバイステップ共同開発がもろできますよ。ディレイタイムの無い究極のCIシステムじゃありませんか!?…と感動しまくっているのがここに一匹。