たぷつきません

おなかがでてきた。もうたぷついてるやん。

忘れられていた家族?

 朝7:30起床、準備をして朝食もとらずに旧宅へ向かったのが7:45。9:00まで全然余裕で、運転時間は一時間で到着。
 すさまじい状態だったが、掃除道具や工具は今日のために残してあって、早速掃除をはじめる。
 変な剥がれにくいシールをこすり洗い、黒カビだらけのサッシと網戸をこすり洗い、家具をどけたあとの埃あふれる素敵な部屋どもに掃除機かけまくる。10:30過ぎた頃だったか、NTTの若い作業員が一人で来た。Bフレッツ入れるときは4人がかりで来たのになぁ。光ファイバーが始めの頃だったからか当時はサービスいい感じだったなぁ。
 ターミネータそばの光の線をおもむろにバチンと切ると「これで完了です。これで次の方も使えます。」と言って帰ろうとした。原状回復をうるさく言われているので、申し訳ないけど、根っこから撤去してもらえませんか?とお願いしたところ、うんともすんとも返事はなく、もくもくと作業をはじめた。どうやらお願いが通じたらしい。その後も何を話しかけても一言ぼそっと答えるか無視。コミュニケーションがとれない感じ。
 こっちも忙しいので、掃除を継続していたところ、電線の上に梯子かけて作業をしているところを見たのが最後、いつの間にか帰ってしまっていた。「終わりました。」とも「サインください。」とも言われていないのだが、これでいいのか?大丈夫なのか?NTT。一日何件も回るは実入りも悪いわ的な撤去作業を下請けにさせているんじゃなかろうか。よっぽど次の現場に急いでいたんじゃないだろうか。この雨の中御苦労さまだし、なんだか彼が気の毒になった。
 脱衣所の周囲を掃除しようとした時に、忘れ去られた金魚2匹を発見。2年前の夏祭りにもらった金魚がすでにフナだかコイだかの大きさに成長して、妻はムリ!と水かえも手伝ってくれず、もっぱら自分が世話しているバケツに飼っている金魚。一人で運転すると転倒確実だし、きびしめなので助っ人を要請。妻がきて金魚を支えながら帰る計画となった。同時並行で新居ではKDDIからひかりONEの工事があるのでそれが終わってから来るということになった。
 いくつか掃除だけじゃアレな補修が必要な個所があったためにオリンピックに向かう。ビス穴埋めるのとホーローのヒビ傷埋めるのとオレンジの強力な洗剤を買う。
 補修を終わったころに、妻と二女が来た。ゴミの問題があったのを妻と仲の良い隣人にお願いした。二女と同い年の子がいて、一緒に育ってきた。その子は保育園じゃないけど、二女が引っ越すことに泣いていたとお母さんから聞いた。子供たちがみんなに愛されていて目頭が熱くなった。最後なのでと写真を撮り合って帰路につく。
 引っ越しは、引っ越す側は新しい生活に慣れていくことに精いっぱいで寂しさを感じることが少ない。けれど、残される方は今までの生活と比べて引っ越してしまった人と会えなくなったことだけが変化になるから、本当に寂しいと思う。
 車を発進して家の前のちょっとの段差を通ったとたん妻の悲鳴。金魚の水がはねて妻の足が水浸しになった。これはやばいということでビニール袋を買いにオリンピックへ。オリンピック近くに車を止めるまでは、妻がバケツをずっと浮かせて持っていた。一番震動が加わらない方法なんだけど「うでがきついー」と苦しむ妻。少林寺36ボウのようで受けた。
 妻と眠った二女を車に残してオリンピックに入る。バケツよりも大きい水槽を見たので、買おうと妻に電話。最初はダメ!と言っていたが、飼い主は部屋が変わったのに、大きな体でバケツにしか住めないんじゃ金魚が可哀想と説得。パパの部屋に置くということで合意に。電化製品のそばに置いちゃいけないとあるんだけどな。この水槽。まあいいや。
 一応ビニール袋も買った。入れ替えがややこしいのでやはり水槽に移さず、ビニール袋に入れることにした。上をピンと絞り浮かせるとはねた水も袋ではねかえって大体大丈夫な感じ。妻もつらくないとのことでこの技でなんとか帰宅した。家に帰って水槽を設置したところ、水槽に移さなくて良かったことに気づく。バケツの水の量だと金魚の高さぐらいの深さにしかならなかったのだ。危なかった。
 この日は帰るのも遅くなったので、家にいるチームは先に晩御飯をとった。うちらはイタリア料理のガスト版のような店に入って済ませた。かなりうまくて安くて満足。今後も多用する予感。名前忘れた。
 TVの配線、光のLANの配線もしなければ…と思いながらも疲れ果てて就寝。